ドライバーを大切にする運送会社の7つの特徴

ドライバーとして働くなら「ドライバーを大切にする運送会社」で働きたいですよね。

今回はドライバーを大切にする運送会社はどんな会社か?に焦点をあてて7項目挙げました。

①事故時のペナルティなし

トラックの運転中に事故が起きたら、誰が修理代を払うのか気になることでしょう。

法的には事故を起こしたドライバーが賠償責任を負いますが、運送会社には「使用者責任」という法的責任もあるので、運送会社とドライバーとで賠償金を折半する場合も良くあります。

その際のドライバーのペナルティの割合は運送会社が規定で決めている場合が多いです。

一方で、ドライバーを真に大切にする企業は、「事故時の負担をドライバーに課さない」ことが一般的です。

「事故時のドライバー負担ゼロ」はドライバー募集時のアピールポイントになりますので、運送会社の求人情報に記載されていると思いますが、見当たらない場合は応募前に確認しましょう。

②バラ積みに対する待遇

荷物の積み降ろし方法に、バラ積み(手積み・手降ろし)とパレット積み・パレット降ろしがあります。バラ積みは手作業での積み込み、パレット積みはパレットにセットされた荷物をフォークリフトでトラックに積み込む方法です。

バラ積みはトラックの荷台に無駄なく荷物を積み込めるメリットはありますが、体力の消耗を強いられます。それに比べて、パレット積みは体力的に余裕ができ、運転に集中することができます。
ドライバーにとっては、積み下ろしの方法で給料が変わらない場合、頑張ってバラ積みをするメリットはありません。

しかし運送会社としてもドライバーに不満が溜まらない仕事ばかりを受注できるとは限りません。
求人情報に「パレット積みメイン」「パレット中心」のように書かれている場合は、逆を返せば「バラ積みもある」という事です。

「パレット積みオンリー」「バラ積み無し」と書かれている場合でも、手作業でパレットからパレットへの「はい替え作業」がある職場かもしれません。

荷下ろししたパレットを返却しなければならない為、せっかくパレットに積まれている荷物を他のパレットに積み替える作業が発生する事があります。
ドライバーにとっては体力的にもきつく、無駄な作業を強いられると感じる為精神的にも消耗する作業です。

また、ある程度仕方のない事ではありますが、若いドライバーは体力があるという事で、高齢ドライバーに比べてバラ積みの仕事ばかりお願いされる可能性は高いです。

岡田商運の場合は、バラ積み1回毎に「バラ積み手当」が規定されています。
若く体力に自信のある方なら、バラ積み手当のある職場で給与に反映させるのも一つの選択でしょう。

③公平な配車に対する取り組み

配車業務は荷主から仕事を受け、ドライバーに指示を出す重要な仕事です。

しかし、この役割は極めて難しく、荷主や経営陣とドライバーとの間で板挟みになります。好きなドライバーには良い仕事を、そうでないドライバーにはきつい仕事を割り当てる配車係の愚痴もドライバー間ではよく話題に上ります。

その他、何らかの理由で不公平な配車が行われることもあります。

ですから、ドライバーを真摯にサポートし、公平な仕事の分担を促進することは、運送会社において重要なポイントです。

配車の個々の性格やスタイルは、直接接してみないと分からないこともあるので、配車業務に焦点を当てた求人情報や会社のウェブサイトを見て、配車に対する研修や教育プログラムがしっかり整備されているか否かが、その会社の姿勢を窺う一つの手がかりとなります。

④高速代等の経費は会社負担

給料の支払いは、労働基準法により「全額支払い」が原則とされています。また、会社は事前に高速代について労働者に説明する義務があります。

高速道路を利用することで一般道よりも迅速な輸送が可能となり、事故リスクが低減され、運転手の負担も軽減されます。しかし、高速道路は有料であり、利用すると利益が少なくなります。そのため、一部の会社では給与から高速代を天引きする場合もあります。

高速代のドライバー負担は、よほど小規模な会社に限られるとは思いますが、求人に応募する際には、このような詳細も確認しておくことが重要です。

⑤安全に対する取り組みが充実している

ドライバーの仕事は高いリスクを伴います。一瞬の判断ミスが大事故につながりかねません。

その為、ドライバーを大切にする運送会社はドライバーの安全を確保するために積極的な取り組みを行うのが一般的です。

施設・装備

  • 新しい車輛の投入: 車輛の安全に対する技術は年々進歩しています。最新技術の車両を導入する事でドライバーの安全運転を支える事ができます。
  • アルコールチェックやドライブレコーダーの設置: 運転中の安全管理を支援する装置を設置する。

ドライバーの健康管理

  • 定期的な健康診断の実施: ドライバーの健康管理をサポートする。法定外の人間ドックなどの健康診断の費用補助等。
  • ストレスチェックの実施: メンタルヘルスを重視し、ドライバーのストレス管理をサポートする。
  • 無理のない運行計画: 長時間運転を防止し危険運転などから起きる事故を防止する。
  • 熱中症対策: 夏場に水分・塩分補給等を会社で用意してドライバーの熱中症を防止する。

安全意識向上策

  • 安全運転に関する研修制度: 安全運転に焦点を当てたトレーニングを提供する。
  • 優良ドライバーの表彰制度: 安全を重視するドライバーを認め、表彰する制度を設ける。
  • 安全関連セミナーへの積極参加: 安全意識を高めるため、積極的に関連セミナーや研修に参加する。
  • 事故時の原因解析と対策: 事故の原因を分析し、将来の事故を予防するための対策を講じる。

その他の安全対策として、以下の点も挙げられます:

  • 長時間運転防止策: 長時間の運転を避けるための適切なスケジュール管理と休憩時間の確保。
  • 定期的な運転研修と技能向上: 定期的なトレーニングによる運転技術の向上や安全意識の定着。
  • 安全運転への報奨: 安全運転を促進するための報奨制度やボーナスの導入。

これらの取り組みは、ドライバーの安全を確保し、安全な運送を実現するために運送会社が行っている主な取り組みです。

いずれも入社前にホームページ等で確認し、不明瞭なら面接時にしっかり確認しましょう。

⑥ドライバー業務が困難になった時の制度

高齢になってもドライバーを続ける人もいれば、結婚や出産などを機にドライバーを辞めて、他の職業に転職を考える人もいます。その際にドライバー以外の部署へと異動することが出来ない会社の場合は退職するしかありません。

ドライバーを大切にする運送会社では、ドライバーを続けることが困難になった際の異動先を用意しているので、転職しなくても引き続き同じ会社で働くことが可能です。

  • 配車係
  • 運行管理者
  • リフトマン
  • 倉庫管理
  • 物流コーディネーター
  • 安全指導員
  • 施工作業員
  • 自車整備士など

どのようなポストに異動できるかは会社によりますが、例えば同じ会社内でドライバーから配車係に転属した場合、既に仕事をお願いするドライバー達の顔も見知っているし、荷姿や地名等の知識もあり、荷下ろし先の注意点も把握できているのでスムーズに戦力を発揮する事が期待できます。

別の会社への転職では手に入りにくい、人間関係や社内の雰囲気も比較的容易に手に入ります。

⑦ニーズにあった福利厚生が充実

ドライバーを大切にする運送会社は、法律上の福利厚生はもちろんの事、法定外の福利厚生も充実しています

法定外の福利厚生は無くてもいいからその分給与を上げて欲しいという方もいますが、給与が上がると税金も上がってしまう為、ニーズにあっていれば福利厚生を受けられる方がお得とも考えられます。

  • 家賃補助・住宅手当
  • 特別休暇
  • 旅行などの優待
  • 社員食堂・食事補助
  • 資格取得支援
  • 社用携帯等の支給など

その他にも独特で面白い福利厚生を行っている会社もあります。

「他会社に転職後に復帰できる制度」「スーパーカーの無料貸出」「リゾートホテル無料宿泊」「お子様の入学祝い」「記念日のお祝い」など。

まとめ

今回はドライバーを大切にする運送会社の特徴として7項目挙げさせていただきました。

  1. 事故時のペナルティなし: 事故時の負担をドライバーに負わせない。
  2. バラ積みに対する待遇: 運送会社がバラ積みとパレット積みの違いに配慮し、ドライバーに無理のない作業を提供。
  3. 公平な配車に対する取り組み: 配車を公平に行うための教育プログラムを導入し、ドライバーをサポート。
  4. 高速代等の経費は会社負担: 高速代などの経費を会社が負担し、ドライバーの負担を軽減。
  5. 安全に対する取り組みが充実: 安全設備投資や健康管理、安全運転への教育に力を入れた施策を行う。
  6. ドライバー業務が困難になった時の制度: 他のポジションへの異動先を提供し、ドライバーを長期的にサポート。
  7. ニーズにあった福利厚生が充実: 法定外の福利厚生に加え、特別なニーズにも応える柔軟な福利厚生を提供。

これらの特徴が必ずしも全ての運送会社に当てはまるわけではありませんが、大切なのはお互いを尊重し合うことです。ドライバーや配車、経営者であっても、お互いを理解し、尊重することが、健全な運送環境を築く上で本質的な要素となるでしょう。


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