【安全課・安全指導員】野村光一

岡田商運に入る前は何をしていましたか?
生まれは奈良で、高校で運転免許を取って奈良の運送会社に就職しました。
当時の普通免許は中型に乗れたので4tのドライバーをしました。
その会社で大型の免許も取得しました。もちろん取得費用は自腹でしたよ。
岡山出身の嫁と結婚してしばらく奈良で生活していたのですが、嫁が体調を崩してしまい地元で生活したいという事で岡山に来ることになりました。
岡田商運を知ったきっかけはインターネットの求人サイトでしたね。
単純なもので「トラックが綺麗だった」というのが入社の動機です(笑)
でもドライバーにとってトラックは最も長い時間を共にする相棒なのでトラックが綺麗なのは重要ですよ。
浦安に本社があったあの当時、面接は社長室で藤本部長にしてもらいました。
中西課長に1週間ほど横乗りで仕事を教えてもらったのを覚えています。
岡田商運に入社して感じたことは?
奈良の会社は大手運送会社の路線便のみが仕事だったので、同じ運送会社といっても仕事の内容が全然ちがうんだなと思いました。
岡田商運は長距離メインだったので、「明日はどこに行くのか分からない」という状況が不安でもあり楽しみでもありました。

安全課に転属するきっかけは?
大型ドライバーの仕事は長時間の運転です。いつかは体力的に限界を感じて、トラックを降りる時が来る事は想像していました。
幸いそれはドライバー本人だけでなく、会社全体で考えてくれている問題でした。
岡田代表からは「配車をやってみないか?」と誘われたこともありますが、配車の仕事はドライバーの生活を左右する重要任務で自分には荷が重いと感じていました。
自分は安全運転には自信があって、岡田商運に入社後も無事故の優良ドライバーでした。
年間を通して安全運転・エコ運転の上位者3名が受賞できる「年間スペシャル表彰」も受賞しました。
「プロなら100点の運転をして当たり前なのに表彰までしてもらって良いのか?」と感じたのを覚えています。
それもあってか中西課長に「いつかトラックを降りたら安全課に来なさい」と誘われていました。
その後も長い間ドライバーを続けていましたが、少しずつ体力的な限界を感じるようになってきたとき、安全課に誘われていたことが頭をよぎりました。
まだまだドライバーをし続ける事は可能ですが、それよりも後進を育てることに興味が湧いてきたんです。
少しずつ衰えていく自分を自覚するのはショックでしたが、トラックを降りても今まで自分が頑張ってきた「安全運転」を活かす職場があるというのは恵まれているなと思いました。
安全課はどんな仕事をするんですか?
まず全営業所の新人ドライバーの「初任研修」がありますね。
法律で決まっている法定12項目の他にも様々な岡田商運独自の内容があります。
さらに入社後3カ月・半年・1年で研修を行ってドライバーの状態を確認しています。
新規取引先があれば下見に伺い、構内ルールや危ない場所・注意すべき場所などの事前確認をします。
定期的に「安全パトロール」を行い、自社ドライバーの積み方や輪留めや注意すべき点の確認をします。
他にも自社車輛全てのドライブレコーダーをチェックし、ドライバーの異変を事前察知して注意を促します。実のところドライバーの状態に起因する事故というのはドライブレコーダーのデータに前兆があるんですよね。
これは今まで蓄積された膨大なデータを解析する岡田商運独自の「事故統計システム」から導き出されています。
他にもいろいろとやる事はありますが、基本的には「事故を未然に防ぐ努力」が安全課の仕事ですね。
岡田商運でやりたいことはありますか?
やはり安全指導員として、ドライバーが安心して働ける環境づくりに力を入れたいです。
自分は大型ドライバーとしての経験を活かして安全課で働く事になりました。
なので大型ドライバーの抱えるストレスはよく分かっているつもりです。
ドライバーがストレスなく働ける環境づくりを目指す事がもっとも安全への近道だと思っています。